塔ノ岳 経由 丹沢山 後編

こむ

2011年05月12日 00:23

5月4日 大倉尾根経由で丹沢山に行ってきました。
前編はこちら


10時32分 塔ノ岳を出発
塔ノ岳の喧騒が嘘のよう 静かな山歩きがはじまる
早春の陽気 木々の芽吹きもこれからです



しかし丹沢山へルートはいきなり急降下!
そしてアップダウンの繰り返し
ニセピークが確か2個ございまして・・・

もちろん 阿呆なうちらはニセピークに簡単にだまされ
途中KO寸前になります



それでも一歩一歩 前に進んでいくのである

怖い橋は改修されてました



富士山は見えなくとも
ガスが切れたら玄倉川・ユーシン方面が見えます

いつか本で見た紅葉エメラルドグリーンの湖面の写真 その美しさに驚いた
秋に行ってみよう・・・そう思ったのもつかの間
玄倉林道は落石の危険が高く通行止め
行くには沢のぼりとクライミングの技術が必要とか。
だから眺めることしかできない 近いようで遠いあこがれの場所


登山道脇の笹原の中
ひっそりと咲くお花をみ~っけ! 青と白のお花はキクザキイチゲ

ヘッロヘロの私は
お花の写真を撮るふりをしてコソーリ休憩
またお花に救われるのである


11時44分 やっとたどりついた丹沢山山頂

人が少なくのんびり静か
丹沢山の”みやま山荘”は真新しく綺麗です
丹沢のトイレのお約束?紙は持ち帰り
丹沢山のバッジは凄くかわいこちゃんです


休憩 あいかわらずのカップ麺・・・汗

山で食べればおいしゅうございます
休憩すれば春のお山。すぅ~っとしてきます


12時40分 そろそろ帰りましょう
丹沢山からの帰りもアップダウンを繰り返し
とくに塔の岳の直下の登り返しは
きついことこの上なし

スポック氏もきついきついと嘆いています


13時36分 塔の岳に戻ってきました
20分ほど休憩し出発

しかし男子は何故朽ちたものに興味をもつのだろう 甥っ子もね。


いたいた鹿
旺盛な食欲 一心不乱に草をはむはむ
やはり鹿の食害は問題だね
でもバイケイソウは食べない きっと毒があるって知ってるんだ

白いハートのお尻がかわいいぞ


鍋割山との分岐にさしかかり
もうひとりの先に注目




ものすごいスピードで登ってくるひとがいる・・・








うそ?









あれは








チャンプ



塔の岳世界チャンピオン
私が山登りを始めたころからずっとずっと
お目にかかってみたかったあのお方!
塔ノ岳の超有名ボッカさん
チャンプは「37○○回登頂だよ」と言ってましたが
阿呆な私は富士山の標高くらいのスゴイ回数・・・としか記憶できてない・・・
ごめんよチャンプ
こんな薄情なワタシをゆるしておくれ





そして チャンプは




「また来てね~」





と颯爽と走り去っていきました







細かいニュアンスは違えど







まさに







島崎三歩 でしょ?



あとで知りましたが
ボッカさんに話しかけたり写真を撮ってはいけないみたいです
よく考えたらわかること。
きつい仕事ですもの・・・深く反省

チャンプはきっとすんごく
すんご~く温厚な方なのでしょう

私はもちろんチャンプの大ファンになりましたよ



午後からガスが切れまして 花立山荘からは町を一望
この日の天気は
晴れ時々曇りつねに黄砂
この霞は決してガス男のせいではございませんので予め



大倉尾根の辛さは下山にあり
階段がズシズシ・・・疲れた足にオラオラ圧力をかけてきます
私の歩幅の細かいので普通の山道を強く希望







こんな時は







チャンプまねして







パワーチャーーーージッ! 
 


こちらの方、少々お壊れのようです。暖かく見守って頂ければ幸い


途中から登山道は渋滞。
膝カクカクのロボット2台は
16時 無事下山しました


大倉尾根はおもしろい
老若男女・ベテラン初心者・山ガール山ボーイ・チャンプと色んな人がいる
そしてみんな励ましあい・助け合い登っている
ここには夏のアルプスにも負けないパワーがあると感じた
天下一品の鈍足を持つ私にはとてもきついルートだったけど
喉元すぎればきっとまた登りたくなってしまう
そんな魅力溢れる場所だと感じました

大倉山の家→塔ノ岳 3時間13分(小休憩含む 以下同じ)
塔ノ岳→丹沢山 1時間12分
丹沢山→塔ノ岳 56分
塔ノ岳→大倉山の家  2時間7分
山行き時間 約9時間
歩行時間 約7時間30分
累積標高  1441m

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