塔ノ岳 経由 丹沢山 後編
5月4日 大倉尾根経由で丹沢山に行ってきました。
前編は
こちら
10時32分 塔ノ岳を出発
塔ノ岳の喧騒が嘘のよう 静かな山歩きがはじまる
早春の陽気 木々の芽吹きもこれからです
しかし丹沢山へルートはいきなり急降下!
そしてアップダウンの繰り返し
ニセピークが確か2個ございまして・・・
もちろん 阿呆なうちらはニセピークに簡単にだまされ
途中KO寸前になります
それでも一歩一歩 前に進んでいくのである
怖い橋は改修されてました
富士山は見えなくとも
ガスが切れたら玄倉川・ユーシン方面が見えます
いつか本で見た
紅葉と
エメラルドグリーンの湖面の写真 その美しさに驚いた
秋に行ってみよう・・・そう思ったのもつかの間
玄倉林道は落石の危険が高く通行止め
行くには沢のぼりとクライミングの技術が必要とか。
だから眺めることしかできない 近いようで遠いあこがれの場所
登山道脇の笹原の中
ひっそりと咲くお花をみ~っけ! 青と白のお花はキクザキイチゲ
ヘッロヘロの私は
お花の写真を撮るふりをしてコソーリ休憩
またお花に救われるのである
11時44分 やっとたどりついた丹沢山山頂
人が少なくのんびり静か
丹沢山の”みやま山荘”は真新しく綺麗です
丹沢のトイレのお約束?紙は持ち帰り
丹沢山のバッジは凄くかわいこちゃんです
休憩 あいかわらずのカップ麺・・・汗
山で食べればおいしゅうございます
休憩すれば春のお山。すぅ~っとしてきます
12時40分 そろそろ帰りましょう
丹沢山からの帰りもアップダウンを繰り返し
とくに塔の岳の直下の登り返しは
きついことこの上なし
スポック氏もきついきついと嘆いています
13時36分 塔の岳に戻ってきました
20分ほど休憩し出発
しかし男子は何故朽ちたものに興味をもつのだろう 甥っ子もね。
いたいた鹿
旺盛な食欲 一心不乱に草をはむはむ
やはり鹿の食害は問題だね
でも
バイケイソウは食べない きっと毒があるって知ってるんだ
白いハートのお尻がかわいいぞ
鍋割山との分岐にさしかかり
もうひとりの先に注目
ものすごいスピードで登ってくるひとがいる・・・
うそ?
あれは
チャンプ
塔の岳世界チャンピオン
私が山登りを始めたころからずっとずっと
お目にかかってみたかったあのお方!
塔ノ岳の超有名ボッカさん
チャンプは「37○○回登頂だよ」と言ってましたが
阿呆な私は富士山の標高くらいのスゴイ回数・・・としか記憶できてない・・・
ごめんよチャンプ
こんな薄情なワタシをゆるしておくれ
そして チャンプは
「また来てね~」
と颯爽と走り去っていきました
細かいニュアンスは違えど
まさに
島崎三歩 でしょ?
あとで知りましたが
ボッカさんに話しかけたり写真を撮ってはいけないみたいです
よく考えたらわかること。
きつい仕事ですもの・・・深く反省
チャンプはきっとすんごく
すんご~く温厚な方なのでしょう
私はもちろんチャンプの大ファンになりましたよ
午後からガスが切れまして 花立山荘からは町を一望
この日の天気は
晴れ時々曇りつねに黄砂
この霞は決してガス男のせいではございませんので予め
大倉尾根の辛さは下山にあり
階段がズシズシ・・・疲れた足に
オラオラ圧力をかけてきます
私の歩幅の細かいので普通の山道を強く希望
こんな時は
チャンプまねして
パワーチャーーーージッ!
こちらの方、少々お壊れのようです。暖かく見守って頂ければ幸い
途中から登山道は渋滞。
膝カクカクのロボット2台は
16時 無事下山しました
大倉尾根はおもしろい
老若男女・ベテラン初心者・山ガール山ボーイ・チャンプと色んな人がいる
そしてみんな励ましあい・助け合い登っている
ここには夏のアルプスにも負けないパワーがあると感じた
天下一品の鈍足を持つ私にはとてもきついルートだったけど
喉元すぎればきっとまた登りたくなってしまう
そんな魅力溢れる場所だと感じました
大倉山の家→塔ノ岳 3時間13分(小休憩含む 以下同じ)
塔ノ岳→丹沢山 1時間12分
丹沢山→塔ノ岳 56分
塔ノ岳→大倉山の家 2時間7分
山行き時間 約9時間
歩行時間 約7時間30分
累積標高 1441m
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